高くペルシャ絨毯買取
ペルシャ絨毯は縦長でさまざまなサイズ違いで作られるものが多いですが、中には正方形や円形、楕円形のタイプもあります。
また、作られる工房によって違いが出るのもペルシャ絨毯の魅力の一つです。
イスファハン産
数あるペルシャ絨毯の中でも最高峰と呼ばれるのが、イランの中央高原地帯にあるイスファハン産のものです。
イスファハンはイランの中でも有名な観光地でもあり、大きなモスクや宮殿、さらにさまざまなお店が立ち並ぶバザールがあります。
そんなイスファハンには数多くのペルシャ絨毯の工房があり、今も昔も上質な絨毯が作られています。
ウールの絨毯を作る際に縦糸にシルクを使っていることで生まれる繊細な柄は、エレガントな雰囲気を醸し出しています。
クム産
産地の中では新しい方ではありますが、日本への輸出が多いので国内ではよく知られているのがクム産のペルシャ絨毯です。
20世紀に入ってからはシルク100%の絨毯の生産を始め、繊細な柄と美しい色使いで人気がある絨毯です。
歴史が浅いので、価値が高いと言われるアンティーク(100年以上前に作られたもの)はありませんが、その分他にはない新しい試みを取り入れたペルシャ絨毯を作り出しています。
タブリーズ産
イランの中でも最大の産地であるタブリーズの絨毯作りの歴史は長く、紀元前から続いています。
特に、ハアザミの葉のデザインを取り入れたまるで魚のように見えるマヒ柄や、ゴージャスな王朝風の柄が代表的な柄です。
使う色が多いのも特徴の一つで、筆で描かれた絵画のような柄を織り上げた「絵画絨毯」の制作も行っています。
カシャーン産
カシャーンは絨毯をはじめとする織物や陶器、ローズ・ウォーターなど伝統的な物作りが受け継がれる町。
そんなカシャーンで作られるのは、赤やベージュを使った伝統的なデザインのペルシャ絨毯で、メダリオン柄の絨毯は特に人気があります。
新しいものを取り入れたり、さらに発展させていくというよりも、ベーシックで上質なものを作り続けるというスタイルで実用性のあるペルシャ絨毯を作り続けています。
ナイン産
ペルシャ絨毯の一大産地であるイスファハンの職人からの手解きを受けて、ナインで絨毯が作られ始めたのは1920年代のことです。
産地としては歴史が浅いのですが、元々ウールを使った織物が盛んであったことから上質なナイン産のペルシャ絨毯は高級品として世界中で愛されています。
近年のナイン産のペルシャ絨毯はベージュをベースにした明るい色調のものが中心。
インテリアに馴染む色柄で、日本でも人気があります。
マラゲ産
イランの原油に次ぐ輸出品であるペルシャ絨毯は、現在イラン全土のたくさんの産地で作られています。
マラゲもその一つで、1980年代の終わり頃から海外で需要が高い、シルクのペルシャ絨毯の製造を始めました。
古くから伝わる伝統的な絨毯に比べると、品質の面で劣る部分がありますが、上質なペルシャ絨毯の雰囲気を楽しむことはできます。
ただし絨毯を作る際の工程を簡略化している事から色落ちしやすいので、取扱やお手入れの際には注意が必要です。
工房
イランのペルシャ絨毯の産地には、デザインから原材料の仕入れ、染色や織り、そして仕上げまでを一貫して行う工房があります。
工房で作られるペルシャ絨毯はそれぞれ特徴や魅力があり、人気工房の作品をコピーしたものまで出回っていると言います。
■ペルシャ絨毯の工房(抜粋)
イスファハンの工房 | ・セラフィアン工房
・ハギギ工房 ・ダルダシュティ工房 ・ナーゼリーネジャード工房 ・ドッリー工房 ・ハージェ工房 他 |
クムの工房 | ・マスミ工房
・ジャムシーディ工房 ・モハンマディ工房 ・サマディー工房 ・ラーマニ工房 ・レザーイー工房 他 |
タブリーズの工房 | ・アリナサブ工房
・ガラバーギー工房 ・ナーミー工房 ・サーレヒー工房 ・タギーザーデ工房 他 |
カシャーンの工房 | ・モフタシャフ工房
・アクバルザーデ工房 ・ファッラー工房 ・マーフ工房 ・アラーゲマンド工房 他 |
ナインの工房 | ・ハビビアン工房
・ババジャマリ工房 ・ユーセフィー工房 ・デラフシェシュ工房 他 |
その他の地域の工房 | ・ムサヴィ工房
・ヤールパーニヤーン工房 ・ケルマーニー工房 ・サーベル工房 ・アムオグリエ工房 他 |
ジャムシディ工房産(Jamshidi)
高級絨毯やカーペットに限らず、古いものがございましたらお気軽にご相談下さい。幅広いジャンルに精通しておりますので、価値ある品を探し出します。 クム産やナイン産などはもちろん、タブリーズ産などペルシャ絨毯は高価格でお買取させていただきます。査定料など手数料は全て無料ですので、買取価格や価値だけ知りたいお客様もお気軽にご相談ください。 ペルシャ絨毯即日出張買取強化エリア |